うさぎのアジト

圧倒的肩こりと戦う40代後半のブログ。Better route choice, goood relocation, be fasteeer than before. Goodby Katakori!

さいたま国際マラソンを地図を持って走った話

当初、「月間走行距離99.9kmでもサブ3.5達成」もしくは「月間走行距離99.9kmではサブ3.5無理でした」というテーマを温めていたのですが、半分ネタの地図持って走るが、すごく効果的だったのでその内容について記載します。ちなみに、月間走行距離が少ないのは忙しかったからですが、筋トレとランニングフォーム修正に尽力しているのもあり。可能性はゼロではありませんでしたが、コーチの無言の現状評価は正しく、無理でした。

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結果として4時間ちょい(ネットは3:57くらい)でゴールしました。

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※ りそなグループの応援団はいろんな曲がり角で毎年応援してくれます。ありがとうございます。

 

 1.はじめに

 フルマラソンは年に1~2回走っているのですが、いつも不安になります。ハーフマラソンくらいまでなら勢いで終るし、時間も2時間を超えることはありません。(遅くても1:45以内に終る) しかし、フルマラソンは4時間半近く走ることが多く、給水失敗したり、両足攣ったりするとか、苦行感があります。何より最後ふらふらになって、あとxxkmっていう表示だけを頼りに移動を続けるという。ということで、これ街ロゲ風に○をつけたら、CP13個くらいのロゲに見えて、意外と気が楽になったというところからはじまりました。

 2.さいたま国際マラソンの前日

品川スプリント練習会の参加前に地図を作製してTweet

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なんか一瞬で某マッパー(大学生&プロ)から偏角が足りないとの指摘が。「想定範囲内」とか想いながら(実はちょっと悩んだ)公式マップに北が示されている旨を回答。競技者は公式の記載を信じるしかない。

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某プロから「それは真北であり磁北ではない可能性が高い」との趣旨のコメントが。

「私そこまで暇じゃないんだけど~」、とか思いながら、「プロが言うなら引き直そう*(めんどくさいなぁ、プロが多分とか言わないで調べて回答して欲しい)」と思うも、品川スプリント練習会の帰りに、悔しいので国土地理院地図のサイトを併設表示して地北を表示したら、真北であることが判明。敗北感しかない。

*最初大丈夫ですか?って聞かれたけど、全コース誘導なので多分全然問題ないんですけど。実用的な誤差の精度を考えてほしい。

国土地理院地図のサイトで磁北線が表示できるので、余計な工数を省きたい方はお試し下さい。しかし、当初古地図版欲しかったと語ると、チームメイトから古地図版を頂きお守りに印刷する。ありがたい。

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給水が課題なので、取らないところとかあらかじめ地図に記載(蛍光ペンで色付け)。給水マークが見なれないので○にしてみると可読性アップ。過給水で胃腸やられちゃうので慎重にプランを練る。途中でお腹がたぷたぷしてくる人は、過給水じゃないを疑ってみて下さい。脱水だけが問題じゃないです。しかし、去年までフルマラソンの準備ってウェアとジェル選んで、そわそわするだけだったのに、なんか今年は忙しい。(ここまでの過程で、なんでフルマラソンに地図?と世間的に正しいコメントをくれた人は1名しかいなかった事実。)

3.スタート前~レース序盤

今回で3回目なので、なんかいきりたって走りたいみたいな集団のなかで、ぼーっと「Trimtex履いてる人いないなぁー、アウェイ」とか想いながら荷物預ける(さいたま国際マラソンはシビアなコースなので、気合いとかではどうにもならない)。スタート待ち時間が暇すぎて、正置した写真を撮影するも、他の人は自分と背景を撮影。違和感(笑)。

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ちなみに、去年はBブロックスタートだったのですが、今年はCブロック。去年のタイムが悪かったからか。。。しかしCの方が日陰じゃないので暖かくてよいです。で、スタート。最初の5km、去年までこんなこと感じなかったのですが、「みんなで同じ方向進むんだけど、この人たち大丈夫だろうか?(←おまえがおかしい)」とか思う。ショートカットしたい。ルートチョイスなしで42kmも走る競技、もうしばらく無理かも。辛すぎる。

4.レース中盤

妻の応援ポイント、いつも場所を口頭で伝えられるのだけど、見つけてもらえないと「せっかく行ったのに見つからなかった」と散々へこまれるのでめんどくさい。見付けられないことがあって申し訳ないのですが、地図に○していると、目標物をベースで大体場所が絞れて、探さなければならないエリアが減るので楽だった。探してる間の失速と体のねじれは結構大きいので負荷低かったです。写真撮ってもらう。ロゲイナーとして完璧なやつ。

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ロゲイナーとかオリエンティアは、地図印刷するだけで、走行時の地図確認には慣れているはずなので、給水とか応援ポイント探すのが課題の方は試してみて下さい。頑張れオリエンティアとか言われなかったのが残念。21世紀なのでこんな世界が来るのを待っています。

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プラスチックごみ問題に憂慮して、耐水紙という通常あまりない記載にしたことを若干反省。しかし、あの大会の冊子、あんなスポンサーへの貢献が低い記載の冊子作るくらいなら、もう少しいろいろやり方はあると思う。絶対効果測定してないし、あれで何かが売れるとは到底思えない。

さて、地図に戻ると、真面目な話、暑かったりすると、給水ポイントが次にどこにあるかわからないというストレスは意外と大きいので、これが無くなるのは大きいです。できればトイレも書いて欲しい。ちなみにさいたま国際マラソンの地図は精度低いのが残念です。行ったらCP給水所なかった個所数か所あり(先の角にあったり)。

あと、さいたまスタジアムに移動する途中でなんどか曲がるのですが、現在地ロストしました(笑)。後半失速する前なのでキロ5分でこれなのですが、キロ4:30で読図でロゲした方がいると風の噂で聞いたのですが、すごすぎる。ご存じのとおりフルマラソンは全区間ルート指定なので迷子にはなりませんが距離感狂うと辛い。

5.レース後半

30km過ぎで胃腸がやられちゃう。給水絞ったけど無駄だったらしい。これは改善策を検討しないと。昨年より給水絞って、暖かくなったらはずせるアームウォーマーにしたので余計な発汗は防げて、かなり楽だったのですが、やっぱだめみたい。お腹がはってくる。去年この状態でさらにジェルとか突っ込んでたのは、逆効果だった気がする。

35km近辺の登りで軽く止まったらついに脚が攣る。利用する筋肉を長い年月をかけ腹筋ベースに変えたのですが、危険を感じてペースを落とす。ジェル取って胃腸を犠牲にしてカタボリック避けるのと、胃腸を重視して水を減らすのとどっちが正解だったのか未だ不明。まあ、今回は最後の勝負ジェル(カフェイン系)しか持ってなかったのでジェル取らず。後半37km付近で救護ボランティアに地図見せて場所聞く。地図持って場所聞く人はいなかったらしく苦笑される。最後400mくらいは一応形だけスパートしてゴール。ギリギリネットでサブフォー

6.課題

・ゴール後タオル貰うところで、後ろの方にいる若い子(寒いなか立ってるけど、もう貰ってる人しか来なくて、暇そうにしている子)から貰おうとして、貰わず進んだら、「あらあの子タオル貰ってないわ」みたいなこと言いながら、陽気なおばちゃんが「えいっ」とか言ってタオル掛けてきたのを思わず避ける。スポーツマンシップにかけると猛省。42.195km走って判断力が落ちていたのでごめんなさいの気持ちしかない。その後は各ボランティアの方に全力の笑顔を向けて懺悔する。

・給水量が適切でも胃腸が回復するまで4時間以上かかり、ご飯も食べられない。これは本気で課題。温かいお茶もとったけど、やっぱりだめだった。前日の食事とか調整しないとだめかなぁ。

・後半の写真を見るとフォーム崩れ始めてる。フォーム維持は課題。かなり改善しましたが、42.195kmは持たず。多分腹筋が足りない。

・「迷ったらGo 」という、ナヴィゲーション競技でやるべきではない記載のTシャツの選手と、フリーザ様の写真を抑えそびれる。真剣すぎた。ブロガーとして失格。

 ・トレーニング不足。まあ仕方ない。フルマラソン前には毎回緊張するのですが、品川スプリントでチームメイトと楽しい時間を過ごし、地図の一件で緊張が取れたので、変な時間に起きることもなくストレスフリーで走ったのでこれが限界。サブ3.5達成するには筋トレも走行距離も足りない。

ということで、ロゲイナー、オリエンティアの皆様、本気のレースで余裕がある場合は給水ポイントを控えた地図を一枚準備しておくと意外と便利ですよ。(慣れてない人は読図で劇的に走行速度が落ちる可能性があるので避けた方がよいかもしれませんが。)

7.最後に

さいたま国際マラソン、そこそこ高低差があり、中盤殺風景でシビアなコースです。でも、今のところまだちょっと高めのエントリーフィーを払えばクリック合戦不要。アクセス抜群、事前受付が無くなったので、ゼッケン送付されてくる。シビアなだけに実力が綺麗に出る。応援や救護ボランティアの数も多く、給水所では多くのボランティアが声援を送ってくれる。とても楽しい大会です。特に最後の7kmという一番辛い区間に応援が多く、ゴールまで後押ししてくれます。毎年だんだん良くなっているので、機会があったら是非エントリーしてみて下さい。

ではまた。